じんたんのブログ

シカゴでの研究留学生活、その関連情報を記載していきます。

リンコン3 (Rincon 3)のレビュー

今年の10月に購入したHOKA ONE ONEのリンコン3 (Rincon 3)に関して個人的な感想を綴りたいと思います。

私は、ランナーとしての走力は高くなく、PBはハーフマラソン 1時間56分(10年前)、フルマラソン4時間26分 (6年前)という走力でした。一年走ってはしばらく走らないとか、留学後も最初の2年間はほとんど走っておらず、まともに練習をするようになったのは、2021年の4月からです。

まともに練習するようになり、膝・足首に痛みが出たりすることが多くなったため、安いだけではなく、きちんと靴の性能やランニングフォームに関しても改善しないといけないと思うようになり、2021年の9月にHOKA ONE ONE Chicago Half Marathon後に、靴を買い換えることにしました。このハーフマラソンではPBを更新することができ、1時間37分38秒という記録を出すことができました。10年前のPBから約20分ほど更新できたことになります。

 

Saucony、Brooks、Nike、On、Adidasなどなど、ランニング専門店で色々試着させてもらい、実際トレッドミルでも走らせてもらいながら、靴を選びました。そこで、個人的に欲しいなと思ったシューズだったのが、下記の3つになりました。

1、HOKE ONE ONE、リンコン3

2、Saucony、Endorphin Speed 2

3、HOKE ONE ONE、Clifton 8

 

最終的にリンコン3を購入したのですが、リンコン3に変えた一番の理由はお財布に優しいからです。ただ、安いといっても私が以前履いていた靴は押し並べて5,000~7,000円前後のランニングシューズだったわけで、値段は倍近くします。米国では$115で購入することができ、HOKA ONE ONEの中では一番安いランニングシューズと言っても過言ではありません。

リンコン3に変えた次の理由は、試し履きをした際の軽さ、及び接地感の良さです。厚底シューズと言われる他のシューズも何足も試し履きしましたが、ぴょんぴょん跳ねるような靴だったり、踏み込むと「グニュッ」という感じがする靴まで色々ありました。しかし、リンコンは十分な厚さのミッドソールがあるにも関わらず、硬派な感じがあり、自分の足で地面をしっかり蹴っている、捉えているという感覚を強く持つことができました。今回が初めての厚底デビューということで、厚底特有の感覚が肌に合わず、薄底に近い感覚のリンコン3はドンピシャなシューズだと感じました。

最後にリンコン3に変えた理由としては、Wide sizeがあることです。私の足は幅が広く、ナイキの靴などはかなり圧迫されるような感じがあります。HOKAで選ぶとしたら、Clifton 8かリンコン3だったのですが、ジョギングからインターバルトレーニングまで幅広くできるシューズということでリンコン3にしました。

 

履き心地に関して:

率直に言いますと、めちゃくちゃ良いです。

以前の靴は300gを超えていましたが、今回のリンコン3は210g前後しかないので、非常に軽く、足へのフィット感も抜群でした。キロ6:00分/キロぐらいのジョギングから、4:00分/キロのペース走ぐらいまでそつなくこなせます。インターバルトレーニングでも履いていますが、自分の実力的に1キロを3:40分くらいまででしか走れないので、特に大きく困るといったことはありませんでした。

実際レースでも履きましたが、11月中旬にリンコン3を履いてHot Chocolate Run 15kに参加してきました。結果は、15kmを1時間4分56秒で走ることができました(キロ 4分20秒ペース)。1ヶ月半前のハーフマラソン(キロ4分38秒ペース)の時と比べても、スピードを楽に出すことできたと感じました。その理由として、Air Zoom Pegasus 38を履いた後だとより鮮明に分かったのですが、メタロッカーテクノロジーにより、足が非常に回りやすくなっていることが挙げられるかもしれません。

Clifton 8ととは異なり、ミッドソールはかなり分厚いのですが、履いてみると明らかにClifton 8のようなマシュマロ感はなく、少し硬いなとすら感じるぐらいです。しかし、走っていても、特に膝や足首にダメージがくることもないので、衝撃吸収性も担保されているんだと感じています。

 

耐久性に関して:

以下に300km走った後の、アウトソールの写真を添付します。オレンジ色の硬いラバーがミッドソールを前〜中足部と踵部分を保護しているのですが、300kmの時点で既に踵と中足部がかなりすり減っていることがわかると思います。実際、濡れた路面で履くと滑りやすく、雨が降った後のトラックでペース走やインターバルをする際には怪我に注意する必要があると思いました。買った直後はそこまで滑らなかったので、ラバーがすり減った影響が出ているのかなと思います。

アウターはどうかというと、購入した後とほぼ変わっておらず、まだまだ履けるという感じです。インソールも全く印字がすり減ることもありません。

ミッドソールにはシワが入っていますが、特に反発性・クッション性に大きな変化が出てきるとは感じません。

従って、アウトソールの耐久性が低い以外には大きな問題はなさそうです。

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リンコン3 (300km走行後)


以上がリンコン3のレビューになります。

 

Daily trainerとして履くにはアウトソールの耐久性が低すぎるので、今後はFast jogかテンポアップ走に主に履こうと思います。耐久性の問題はありますが、オールラウンダーで履き心地も好きなので、1足目のアウトソーるがダメになったら2足目を買おうと思います!!