じんたんのブログ

シカゴでの研究留学生活、その関連情報を記載していきます。

Milletのドライナミックメッシュ

秋から冬にかけてランニングをしていると、汗冷えすることないですか??

私は、ロンティの上にウィンドブレーカーを着て走ることが多いのですが、ゆっくりしたジョグでも意外と汗をかいてしまい、ウィンドブレーカーの中がびしょびしょになって、立ち止まって話したり、ペースを落としたりすると汗冷えして寒くて仕方なくなることが多々ありました。そこで、いろいろ調べた結果、Milletのドライナミックメッシュを試してみることにしました。

 

 

これを地肌にきて、その上にTシャツやロンティーを着て走るとあら不思議。汗をかいても濡れたTシャツやロンティーが直に触れないので、汗冷えしません。面白いことに、アンダーウェア自体も濡れてはいるのですが、その上に来ているTシャツやロンディーの方にしっかり汗が移行しているので、このアンダーウェアがしっかり汗を吸い上げてくれていることが分かります。

しかも、走り始める時もTシャツやロンティだけ着用した場合と比べて温かく、防寒対策としても有用な商品だと思います。

 

商品説明自体はMilletのホームページを直接見ていただいた方が良いと思うので、URLだけ貼っておきますが、購入する方が気になりそうな点だけ以下に抜粋して記載します。

 

1、強度は??

 購入してからというもの、ランニング時には毎回着用し(10回以上着用)、着用後は毎回洗濯機で洗濯していますが、全くほつれや伸び等の問題はありません。アマゾンで4800円ぐらいで購入できるので、長持ちすると思いますしコスト面でも問題ないと思われます。私がネットで調べた範囲では、強度に関して問題を指摘されている方はおられません。

 

2、着用した感覚はどうなの??

 最初着用した時は、少し締め付けられるような感じもあり違和感がなかったわけではありませんが、着用して走っていてそれが元で息苦しいとかどこか擦れて痛いとかそういう感じはありません。実際、勝田全国マラソンの際にも着用して走りましたが、3時間弱全く気にならず着ることができました。また、大きな網の目状の構造をしているので、カバンを背負った時にどうなるかと思い、トレランバックを背負って走ったりもしてみましたが、特に肩が擦れて痛くなるとかはありませんでした。

 

3、サイズ感は??

 私は、身長が176cm、体重が63kgで、S-Mサイズを購入しました。やや小さめかなというぐらいで伸縮性もあるので特にキツくて息がしづらいとかはありませんでした。ただ、私よりも体つきがしっかりしている方は、ワンサイズ上のものを購入された方が良いと思います。

 

4、値段は??

 公式ホームページだと税込5830円ですが、アマゾンだと税込4788円(2024年2月6日現在)で購入できます。アマゾンでの購入がおすすめです!!

 

以上簡単にはなりましたが、Milletのドライナミックメッシュのレビューでした!!参考になれば幸いです!!私はかなり気に入ったので、夏に向けて2着目の購入予定です!!

2023年のトレーニングと走力の変化のまとめ

今年も残すことろ後2時間ほどとなってしまいました。皆さんは如何お過ごしでしょうか??

私は、元旦から家族旅行に行くため、本日年越しそばは食べずに、もうおせち料理を食べてしまいました!!

 

余談はさておき、今回は2023年にどんなトレーニングを行い、走力がどう変わったのかをざっとまとめてみようと思います。

 

1、2023年のトレーニン

 総走行距離:3,440キロメートル

 平均月間走行距離:286キロメートル

 総獲得標高:44,696メートル

 練習した日数:290日/365日

という具合でした。2022年は総走行距離が2,918キロメートル、月間走行距離が243キロメートル、総獲得標高が8,503メートルであったことを考えると、走行距離および獲得標高が大幅に伸びたことが分かります。

 

特に、現在の住んでいる環境が坂に囲まれているということもあり、坂を基本的に走ってトレーニングを行っているため、心肺・脚力共に強くなったように思います。

 

練習としては、基本的に土曜日か日曜日は25キロ以上のロング走を行い、平日は10−15キロの早めのジョグを行うという感じです(キロ4分30から5分ぐらい)。週2日は絶対に休むことにしているため、1週間にだいたい60−70キロぐらいトータルで走っていました。

上記練習の早めのジョグを夏あたりから週1回のインターバルトレーニング置き換えました。夏までは、テンポ走や閾値走はやっていましたが、敢えて辛いインターバルはやらずに避けていました。しかし、今年の10月に5キロの駅伝に出ることになり、スピード強化が必要となったため、同僚と一緒にインターバルをするようになりました。

 

走れなくなるほどの大きな怪我は4月に2週間ほどありましたが、それ以外は大きなものはありませんでした。足が徐々に強くなってきている証拠だと思います。

 

2、走力の変化

上記トレーニングを行った結果、1年でかなり走力は伸びたように思います。

5キロ:19分25秒→18分23秒

10キロ:39分35秒→38分23秒(10キロのTTはやっていないので37分台は出ると思います)

ハーフマラソン:1時間25分30秒→1時間22分44秒(今年ハーフの公式大会には出ていないため、30キロ走のタイムより計算)

フルマラソン:3時間13分26秒→2時間54分53秒

 

VO2 max自体は59→60までしか上がっていませんが、5キロからフルマラソンまで全てでPBを更新することができました。

 

3、今後の予定

年明けには勝田全国マラソン、3月には静岡マラソンにエントリーしています。

先日走ったつくばマラソンとあまり日にちが空いていないので、練習を十分に積んで臨むというわけには行きませんが、つくば後もインターバル、毎週末の30キロ走を継続できました。その結果、つい先日ハーフのPBも更新することができました。後は、怪我をせずに距離を踏んでいければ、2時間51−52分ぐらいは今シーズン中に出せるように思います。サブエガはまだ難しいなと自分では感じているので、これは来シーズンの宿題として残そうと思います。

 

来年の夏には、富士登山競走山頂コースもありますし、来年は100キロマラソンのサブ10も達成したいなと思っています。皆さんも一緒にランニングライフを楽しみましょう!!

足攣りの予防方法について紹介します

フルマラソンを走っていると、25−30キロを超えたぐらいから足が攣ってしまい、道端でストレッチをしている人、足を引きずってる人、倒れ込んでる人を見る機会が増えてきます。

私の場合、直近3大会で、3回とも足が攣っています。一番酷かったのは、2023年2月の大阪マラソンです。大阪マラソンで大失敗したため、足攣り防止に関して色々調べて対策を行った結果、2023年3月の板橋シティマラソンでは、足は攣ったのですが、一度も立ち止まらずに走り通すことができ、その結果、見事サブスリーを達成することができました。また、2023年11月のつくばマラソンでは、37キロ付近から足がピクピク痙攣し始めましたが、スピードを少し落としたことで筋痙攣をコントロールでき、最後の2キロはスピードを元に戻しても攣ることがありませんでした。

複数の対策を行っているため、どの方法が一番効果的なのかは正直分かりません。しかし、筋痙攣の機序自体も分かっていないことが多いので、私の行っている対策のどれかが同じように苦しんでいる人の足攣りを改善する可能性もあるので、今回は私の対策方法を記載してみようと思います。

 

[直近3大会の筋痙攣のまとめ]

2023年2月 大阪マラソン:32キロ付近から左脹脛完全に痙攣。その後、右脹脛→右大腿→左大腿→両側脹脛とストレッチをしては走るの繰り返し。

2023年3月 板橋シティマラソン:35キロ付近から左脹脛が痙攣し始める。完全に痙攣して立ち止まるまではいかず、スピードを落として騙し騙し7キロを走りきる。

2023年11月 つくばマラソン:37キロ付近から右ハムストリングが痙攣し始めるが、スピードを落として騙し騙し走ることで、40キロの時点では痙攣消失。最後の2キロはBuild-upが可能であった。

 

[私の対策]

  • 走り込み

 2023年2月の大阪マラソンの前までは、月間走行距離が250キロ前後で推移していました。しかし、板橋シティマラソン以降は後半の粘りをつけるために月間走行距離を300キロ近くまで伸ばすことにしました。また、坂道走をジョグの時点から多く取り入れることで、月間の獲得標高距離は3500m以上で推移し、6月と7月に関しては5000m、7000mまで獲得標高を伸ばしました。

 また、30キロ走を以前は本番1ヶ月前に1度か2度ぐらいしかしませんでしたが、今回のつくばマラソン前には30キロ走を4回行いました。

→上記の結果、足の攣るタイミングが徐々に後半に推移してきているように思います。また、足の攣り意外にも足の重さを感じるようになるタイミングも徐々に遅くなってきているように感じています。足の疲労が足攣り最大の的と言われていることからも、走り込みを行うことは非常に有効な手段だと思います。 

  • 走り方

 2023年の2月と3月は共に、脹脛から痙攣が始まっていますが、11月のつくばでは全く脹脛が攣ることはなくなり、翌日も筋肉痛はありませんでした。その代わり、臀部やハムストリングに筋肉痛が強く出ていました。

大阪マラソン、板橋シティマラソンでは脹脛を使った走り方をしていたのかもしれません。実際、2023年11月頭に下記動画を見てお尻を意識して使う努力を始めました。それまでは、お尻の使い方がよくわからなかったのですが、ミツカコーチのアドバイスに従い、足を早く地面から離すことに意識を向けた結果、お尻を使えるようになったのかもしれません。

youtu.be

 マグネシウムは筋弛緩に重要な役割を担っている電解質です。汗をかくとマグネシウムが体内から失われてしまい、筋弛緩が上手くいかなくなることが筋痙攣の一つの原因として考えられます。

 そこで、以前からアミノサウルスやWINZONEなどのマグネシウムを含んだジェルを使用しています。このどちらもですが、非常に味が美味しくお気に入りです。是非お試しください。

 ただ、これらのジェルですが、大阪・板橋・つくばの3大会全てで同量使用しています。それを考えると、ジェルによる筋痙攣防止効果は私にとってはあまり有効では無いのかもしれません。

 一点、マグネシウムに関する大きな変更を取り入れたとすれば、皮膚から吸収されるマグネシウム(マグ・ローディング)をつくば1週間前から使用し始め、大会当日の朝もこのローションでマッサージを行ってから大会に望んだことです。このローションは少し値が張りますが、保湿効果もあるため、皮膚も潤います。冬場の使用にはもってこいです。また、攣りやすい部位に選択的に塗布することもできるので、私は両側の脹脛と大腿部を中心に塗布していました。もしかすると、このマグ・ローディングが私には著効した可能性はあります。今後も大会前には欠かさず使用しようと思っています。

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  • こむらケアゼリー

 こむら返りに有用な漢方として芍薬甘草湯が有名ですが、それをランニング中にも服用しやすくしたのが、こむらケアゼリーです。錠剤タイプもあります。私は、板橋の時に足が攣り始めてからこれを服用しました。その甲斐もあって完全に攣るのを避けられた可能性はあります。しかし、つくばでは服用するのを忘れてしまったので、効果に関してははっきり分かりません。お守りとして、今後も持参はしようと思います。

  • No Crump

 こちらは、筋痙攣予防に効果があると噂されているエナジージェルです。コーラ味なのですが、味が非常に濃いため、正直一気に服用するのは辛いです。ちびちび飲むのがオススメです。

 私は、板橋で足が攣りかけた際にこれを1本服用し、つくばではスタート直後から時間をかけて服用し、30キロあたりで2本目を服用しました。No Crumpを服用した大会は完全に足が攣るのを避けられた可能性があります。値段が高いのが痛いですが、No Crumpが効いている可能性が高いと思うので、今後もフルマラソンの際には持参しようと思っています。

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  • ランニングタイツ、カーフコンプレション

 2XUのランニングタイツとカーフコンプレションをつくばから使用し始めましたが、足の疲労が少ないような気がします。走り込みの結果かもしれないので、今後も長距離走2XUのタイツとそうで無いものを比較してみて、足の疲れ等を比べてみたいと思います。タイツは太ももの揺れがかなり制限されるので、他のタイツよりも効果がありそうな気はします。

 

以上、私が行っている足攣り予防対策を全て紹介してみました。

足攣りで苦しんでいる人に何か一つでも効果があれば幸いです。

つくばマラソン2023年

昨日今シーズン初戦のつくばマラソン走ってきました!!

結果からまず記載すると、グロスで2時間55分32秒、ネットで2時間54分53秒という結果でした⭐️目標としていた2時間55分はネットタイムで切ることができたので、一応目標達成ということで満足するできでした!!

昨年3月の板橋シティーラソンで初めてサブスリーを達成し、2大会連続のサブスリー達成です!!

つくばマラソン

今回は来年以降「つくばマラソン」に参加予定の方に、少しでも快適に参加して頂けるように情報提供をしていきたいと思います。

 

1、コースに関して

 基本的にはフラットでタイムを出しやすいコースと言って良いと思います。今回、私の所属するランニングクラブの方が多数参加しましたが、半分近くの方が自己ベスト更新しています。

 基本的にほとんどアップダウンはありません。ランナーにとって辛いのは、27キロをすぎたあたりに緩くて長い登り、35キロ付近の短くて急な上りと(口の堀陸橋への上り)、39キロ付近の折り返し後の上りぐらいでしょうか。ただし、ゴールの手前2キロほどは下りなので、最後スピードアップは可能だと思います。

 

2、天候について

 今年は気温が6度、スタート前から霧雨が降るコンディションでした。服装としては、帽子・ネックウォーマー・タンクトップ・アームウォーマー・ランニングタイツ・カフコンプレション・レインコート・少し厚手の手袋でした。

 整列時から雨足が徐々に強まり、長袖のレインコートを持って行って正解でした。気温も低かったため、5キロぐらいまではレインコートを着て走り、その後エイドのゴミ箱にレインコートを捨てて最後まで走りました。

 30キロあたりまでは、上記服装で良かったのですが、30キロ付近から徐々にスピードが落ち始めたところ、急に体全体が固まっていくような感じがしてきました。指先も冷たくなって、寒いなと感じるようになってきました。今回は長袖を着て走りませんでしたが、フルマラソン完走に時間がかかる人はより一層厚着・雨対策が必須の状況だったと思います。かなり低体温症のリスクは高かったのではないでしょうか。

 

3、記録を狙うなら、記録証は必ず提出すべし!!

 つくばマラソンはエントリー終了後に記録証の提出があれば、そのタイムに基づいてスタートグループが決まります。記録証の提出がなければ、申告タイムに基づいてスタート位置が決まるのですが、私は2時間59分で申請していたにもかかわらず、記録証を提出し忘れてしまったため、なんとグループCからのスタートとなってしまいました。私の同僚でサブスリーをしている人も、記録証の提出がない場合にはことごとくグループCになっていました。同じサブスリーでも記録証を提出している人はグループB、さらに陸連登録をしている場合にはグループAからのスタートになっていました。

 記録を狙いたいなら、必ずエントリー後に忘れずに記録証を提出しましょう!!実際、グループCからスタートした場合には、号砲がなってからスタートラインに行くのに37秒かかりました。また、スタート直後は道幅が狭いため、なかなか前の人を抜くことができません。その結果、スタート地点から最初の1kmまでの入りが4分34秒(号砲からだと5分11秒)もかかってしまい、その後も3キロ付近まではゴミゴミしていてスピードが出しにくい状況が続き、非常にストレスでした。それ以降は道幅も広くなり、混在もだいぶ緩和されたため、キロ4:00-4:05付近で走ることができました。

 このように、グループCからスタートすると、恐らくですがグループAやBからスタートした場合と比べて、1分近くタイムロスすることになります。

 

4、エイド・応援

 エイドには水だけのエイド、水・ポカリのあるエイド、さらにシュークリーム等のスイーツのあるエイドがありました。どのエイドも、ある程度の距離があるため、ドリンクが取りにくかったとかそういうことはありませんでした。

 応援に関しては、気温が6度前後で小雨が降る状況下だったためか、沿道にいる方はそこまで多くなかったと思います。それでも、一生懸命応援をしてくれる方が何人もおられ、非常に元気をもらうことができました。

 

5、ランナーのレベル

 日本のフルマラソンは金沢マラソン大阪マラソン、板橋シティーラソンしか走ったことがありませんが、ランナーのレベルは高いと感じました。グループCスタートだったのですが、キロ4:00-4:05ぐらいのスピードで30キロ近くまで安定して走っても、目の前にはずっと結構な人数の人が走っていました。同じぐらいの人数が走る板橋シティーラソンの場合、25キロあたりから少しずつ人がまばらになり始め、ゴール付近では結構前後のランナーの距離は空いてきます。しかし、つくばマラソンはゴール直前まで前後に結構な人が走っていたため、記録を狙いにきているシリアスランナーが多く出場しているのではないかと思われました。

 そういう意味では、周りに同じレベルのランナーが多数走っているので、ペースは作りやすく、少しグループから外れても、すぐに別のグループに混じることができるので、走りやすいと思いました。

 

6、ゴール後、参加賞

 ゴール後はポカリスエットうまい棒・チョコレートなどに加えて、参加賞としてエントリー時に選んだもの(今回は特産品とシューズケースのどちらか)を受け取ります。私は知らなかったのですが、完走メダルがないんですね!!これには驚かされました!!完走メダルを集めていた私にとってはかなり残念でした。完走証もインターネットから各自印刷するシステムのため、現地での発行はありませんでした。

 男子更衣室・女子更衣室があったのですが、私の友人の話では、女子更衣室は足元にシートがひいて無かったため、自分のタイツを地べたに敷いて、その上で着替えたりしたとのことでした。私は使用しませんでしたが、男子更衣室にはシートが敷いてあったとのことで、この差がなんなのかと女性陣は憤慨されてました。

 

7、総じて

 走りやすく、ランナーのレベルも高いため、記録は出しやすい大会だと思います。11月下旬の開催ということで、去年は少し暑かったようですが、今年は気温6−8度、小雨という天候であったため、暑いよりは記録が狙いやすかったと思います。ただ、逆にシリアスランナーではない方にとっては、今回の天候は低体温症のリスクが高まり非常に辛かったのではないでしょうか。私の周りには、手がかじかんで、ジェルや飴などの袋が開けられなかったと言っている人が多かったです。また、ゴール直前で応援をしていましたが、転倒して顔を擦りむいている人が予想以上に多く驚きました。寒さ・雨対策が今回の大会完走の肝だったかもしれません。

メタスピードスカイとメタスピードエッジ+の履き比べ(スピード別)

メタスピードスカイとメタスピードエッジ+を購入して、色々な状況下で履き比べを行ったので、その簡単なレビューをスピード別に書こうと思います。

 

  • キロ3分20秒〜3分40秒

 私の走力だとインターバルトレーニング〜5kmのレースペースぐらいのスピードになります。

 2足の大きな違いは、スカイは楽にスピードが出るのに対して、エッジ+は思った以上に勝手にスピードが出ているという点です。

 スカイはストライドが伸びるので、楽にスピードが出せます。一方で、エッジ+は勝手に足が転がるというか回る感じが強いです。5kmの大会にそれぞれを履いて出てみましたが、タイムは6秒ぐらいしか変わりませんでした。スカイを履いた日は気温が28度でしたが、前日練習していなかったので足は元気でした。エッジ+を履いた日は、気温が23度でしたが、前日・前々日とかなり強度の高い練習をしたので、足が重く、ふくらはぎが筋肉痛という状況でした。

 上記違いがあるので一概に比較はできませんが、どちらのシューズでもこのスピード域では私の場合には大きな差は感じませんでした。

  • キロ3分40秒から4分00秒

 私の場合、10kmからハーフぐらいのペースがこのスピード域になります。実際、2足で10kmとハーフを走ってみましたが、スカイの方が私の場合には楽にペースを維持することができたことに加えて、心拍数を低めに抑えることができました。

  • キロ4分00秒から4分15秒

 私の場合、30kmからフルマラソンがこのスピード域になりますが、この距離になると如実に靴の差が現れました。スカイは30km走でスピード維持は容易なのですが、30km走り終わった際の膝から下の疲労感が色濃く出ました。一方で、30km走でエッジ+を履いたところ、足の疲れがあまりなく、さらに5kmぐらいは余裕で走れそうなぐらい余裕がありました。

 

まとめると、、、

 

 私はもともとピッチタイプなのですが、距離が長くなるほどエッジ+の方が足の疲労度は少なくなると感じています。逆に、短い距離(ハーフぐらいまで)の場合には、スカイの方が楽にスピードを出すことができると感じています。走り方や距離に応じて履きわけをするというのも一つ手なのかなという気がしました。ただ、ストライドタイプの方はスカイ一択ということもあり得るので、あくまで今回の記事は走力がサブスリーレベルのピッチ走法の方の参考になればと思います。

 

ボストン12のシューズレビュー

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

秋も深まってきて、急に涼しくなってきた今日この頃。夏場頑張ったその努力が、身となり形となって体感でき始めている方も少なくないのではないでしょうか。私は、10月頭に5kmの自己ベストを1年ぶりに1分以上更新し(19分28秒→18分21秒)することができました。また、30km走を毎週末行っていますが、サブ3ペースで開始して、最後はキロ4分ぐらいまでビルドアップしても余裕でこなせるようになっていました。11月末のつくばマラソンが楽しみで仕方ない今日この頃です。

 

雑談はさておき、本日の本題ですが、「ボストン12」を職場でのランニング用に購入したので、シューズレビューをしたいと思います。シューズのスペックや構造の変化等に関しては、いろいろな記事で詳細に述べられているので、本ブログでは割愛します。その代わり、そこに記載されていないことや、サブ3ランナーが履いた感触という目線で端的にまとめることにしました。参考になれば幸いです。

 

  • サイズ感

 私がこの靴に足を通して、一番驚いたのはサイズ感です!!

 アディダスのシューズでは、ジャパン6、ジャパン7、ジャパン8を今までも使用しており、いつも26cmでピッタリでした。そこで、26cmを試し履きしてみたのですが、驚いたことにブカブカじゃありませんか。指先に親指1本分ぐらいの隙間があり、横幅もジャパンと比べると幾分余裕がありました。

 ボストン12を購入予定の方は、横幅もですが、特に縦が長くなっていると思うので、普段履いているサイズよりもワンサイズ小さいものを検討されても良いかもしれません。必ず試し履きをすることをお勧めします!!

  • 使用感

 足を通した瞬間に大きくてびっくりしたボストン12ですが、履いて立ち上がった瞬間の感触も良い意味で驚きました!!

 「モニュ」っとしてるんです。ゆっくり歩くと少し足が沈み込むような感じがあり、柔らかい靴が好きな私は非常に心地よく感じることができました。

 そこで実際に履いて走ってみましたが、ミッドソールの反発と、推進力を強く感じることができました。また、アウトソール及びアッパーの耐久性も店員さんによると非常に高いということで即決して購入することにしました。

 購入した翌日、実際に以下のペースで20kmちょっと走ってみました。

ボストン12を履いてテンポアップ走→ダウンジョグ

 キロ4:40〜4:15ぐらいのペースでまず走ってみましたが、適度な反発に加えて、前へ足が運ばれている感じもあり、心地よく走ることができました。「モニュ」っとしているミッドソールだったので、安定感はどうなのか若干不安でしたが、いざ走ってみると全く気になりません。靴の幅も広いので横ぶれも軽減されているように思いました。

 今回から踵付近にはLightstrike2.0が使用されていることもあり、ジャパン6やジャパン7の時のような踵部の硬さは感じず、ヒールストライクの人でも衝撃を吸収してもらえるぐらい柔らかく変化したので、履きやすくなったのではないでしょうか。

 

 キロ4:15-3:50ぐらいのペースでも走ってみましたが、あまり靴の重さも感じることなく、しっかりと反発をもらえましたし、楽にスピードアップをすることができました。サブ3ランナーでもテンポアップ走に使用しても全く問題ないと思いますし、クッションもしっかりしているので、ハーフ〜30km走等の長距離走でも使用できるオールラウンダー的な存在だと思います。ただし、サブ3ランナーが普段行うインターバルのスピードでは走っていないので、キロ3:40以上でどんなレスポンスがあるのかは分かりません。恐らく使えるとは思いますが、靴の重さもそれなりにあるので、別の靴の方がインターバルでは良いかもしれません。

 

 最後にキロ5分より遅いペースで2kmほどジョグをしてみましたが、クッションを感じることができ、気持ちよくジョグができました。特記すべきこととしては、遅いスピードでも、前に足が勝手に進んできれる助力感を感じることができるので、サブ4やサブ3.5の方の練習用・レースシューズとしても有用だと思いました。一足で全てを終わらせたい方にはボストン12は良い選択肢になると思います。

 耐久性もありますし、色さえ選ばなければ最安で13000円弱で現時点でも購入可能です!!コスパは最高じゃないでしょうか!!アディダスの良いところは、新色とかが出るとすぐに値下がりするので、安くなるタイミングを見計らってから購入することを強くお勧めします⭐️

  • どんな状況におすすめか?

 以上をまとめると、以下の方にお勧めできるのではないかと思います。

1、サブ3.5、サブ4の方のレースシューズ(キロ6分近くで走っていないので、サブ4.5より遅い方への適性は分かりません)

2、サブ3.5、サブ4の方の早めのジョグ、テンポアップ走、ペース走、インターバルトレーニング

3、サブ3の方のジョグ、テンポアップ、ペース走

 これは、あくまで私の履いた感想なので、あくまで参考として受け取っていただけると幸いです。

 思った以上に履き心地が良かったので、職場で時間を見つけてこまめに走ってみようと思います!!

メタスピードスカイ?メタスピードエッジ+?

メタスピードスカイを格安で購入できたので、今シーズンのレースシューズにしようと思っていた矢先、Ascics Run Tokyo Marunouchiで試し履きをしたメタスピードエッジ+が足に馴染みすぎてこれもポッチてしまいました。というわけで、メタスピードスカイとエッジ+の比較をしていきたいと思います。

 

1、一番大きな違いは何か!?

 スペックとかその辺りは皆さん書かれているので、ぶっちゃけ何が違うのかを端的に記載しようと思います。

 一番の違いは、安定感ではないでしょうか。

 実はスカイの方がエッジプラスよりもアウトソーるの面積が広いので、一見するとスカイの方が安定感があるように見えます。しかし、履いてみるとその差は歴然で、スカイは左右に少しグラグラするのに対して、エッジ+はドシっと支えられ安定感が非常に感じられます。

 

 二番目の違いは、足の回り方だと思います。スカイは反発力に長けているので、どちらかというとピョンピョン飛び跳ねるような感じで気持ちよく走ることができます。普段私はCadenceが185ぐらいなのですが、スカイを履くと同じスピードを出すのに必要なCadenceが180ぐらいになっていました。一方で、エッジ+は、前に倒れ込むと言いますか、足が勝手に前に出る感じがあり、インターバルの後半(800m x 10本の9, 10本目)とかでも勝手に足が回る感じがあり、疲労感をあまり感じなかったので、足持ちが良いシューズだと感じました。

 私はピッチ型なので、そもそもエッジ+の方が合うと思っていたのですが、そこまで靴の性能に大きな違いはないと思って、スカイを買いました。ただ、スカイとエッジ+を2足買って履き比べてみると、こんなに違うんだと改めて靴の性能の違いに驚かされました。

 今後は、スカイは5km-10kmの短い距離、エッジ+はハーフからフルに使用して行こうと思います。

 

2、アウター

 アウターは下記の写真を見ると一目瞭然なのですが、エッジ+の方が中が透けるぐらい薄いです。また、エッジ+の方が私の足には合っているようで、優しく包み込んでくれている感じがありますが、スカイの方はやや高くて親指側が少しきつい感じがあります。

 シューたんは二つとも薄くて大きな違いはありません。

 最後に紐ですが、スカイの紐が長すぎるので、結んだ後に若干踏んでしまいそうになります。ただ、紐自体は解けにくいので問題ありません。エッジ+の紐は細くて波目が付いていて軽いです。また、解けにくく紐の長さもちょうど良いのが特徴です。

左メタスピードスカイ、右メタスピードエッジ+

3、アウトソール

 下の写真を見てわかる通り、アウトソールの面積とカバーしている位置が若干違います。私はどちらかというと、ヒールストライク気味なので、踵の方までカバーしてくれているエッジ+の方がありがたいです。エッジ+の方がミッドソールを増量した分、アウトソールを削って軽量化を図ったようです。

 あと、これも両方靴裏を合わせないと気づかないのですが、スカイの方が靴底の面積がややエッジ+より広いかもしれません。にも関わらず、エッジ+の方が安定感があるのが面白いなと思いました。

左:エッジ+ 右:スカイ

4、ミッドソール

 スカイとエッジ+はミッドソールの厚さに関しては見た目ではあまり変わりません。一点変わるとすると、足先の角度でしょうか。スカイは足先が急に反り上がるのに対して、エッジ+は前足部と中足部の移行部あたりから緩やかに反り上がっている点だと思います。この違いは意外に大きくて、スカイがあまり前に倒れ込むような感じがないのに対して、エッジ+は前に倒れ込む(足が回る)ような感覚が感じられます。これにはプレートの形状も大きく影響していると思いますが、スカイがストライド型用でエッジ+がピッチ型に向いているというのも頷けます。

オレンジ:スカイ 赤:エッジ+

5、最後に

 皆さんも、是非2足を履き比べてみてください。やっぱりしっかり履き比べてから靴は買うべきだとあらためて感じさせられた2023年9月でした!!