じんたんのブログ

シカゴでの研究留学生活、その関連情報を記載していきます。

Tax return (Federal)

 この度、4月末にTax returnの申請を済ませ、待てど暮らせど返還されなかったFederal Taxがようやく8月末に返還されたので、申請方法を含めて簡単に記載しようと思います。

 J1 VISAで研究留学されている方は、2年間のTax exemptionの権利が与えられます。つまり、2年間の間は、その間に支払った税金(連邦税と市民税)が全て返還されるという特権です。特に、連邦税は収入にもよりますが、私のようなPostdoctoral fellow (researcher)の場合は、一人で大体6,00ドル/年以上にはなります。それを申請することで返還してもらえるので、変換手続きをしない手はありません!!市民税は連邦税と比べると1/10程度なので、私の友人の中には市民税の返還は申請していない人もいました。

 ただ、このTax returnが曲者で、J1 VISAで研究留学されている方は電子申請が不可で、わざわざ書類を作成して、関係部署まで郵送しなくてはいけないんです!!かと言って、税に係る書類なんて作成したことはほとんど研究者がないはずなので、書類作成は緊張しました。

 例年2月末ぐらいに、職場からTax returnに関するメールが届くようです。残念ながら私はメールが届かなかったので、友人にその情報を教えてもらい、3月に入ってからHuman resourceに問い合わせました。そのメールの中に、Tax returnをサポートしてくれる、強力な書類作成ツール(無料)のLinkが添付されていました(職場によっては有料となる場合があるようなので、職場に確認してください)。私の職場では下記のツールが紹介されていました。

ツール名:GLACIER Tax Prep

URL: www.glaciertax.com/login 

さらには、メール内にPersonalized access codeというものが記載されているので、それを利用することで無料でこのツールを利用可能でした。

このURLを開き、職場から届いた書類を参照し、必要情報を適宜入力していくだけです。必要な情報はどれも明確に分かるため、特に大きく悩むところはありませんでした。一点注意点なのですが、このツールでカバーされているのは、Federal Tax returnのみだということです!!したがって、市民税のTax returnは私の場合はシカゴ市のホームページから別途ダウンロードして、書類を作成し直す必要が生じるため、非常に手間がかかり、作成を断念する人の気持ちもわかりました。

 

必要書類もメールに記載されていますが、

  • Passport
  • I-20 or DS-2019
  • SSN 
  • Address information (US and Foreign)
  • US entry and Exit dates- Current and past
  • Forms Wー2, 1042ーS and/or 1099 (if you received one)
  • 前年度のTax return

が必要となります。特に、米国に出入国した日にち、滞在期間などの情報が必要となるので(ほとんどはVISA取得の際に入力した情報と同じはずです!!)、パスポート情報は必須です。また、職場の情報や雇用主の名前を入力する部分もあるので、 DS-2019も必要となります。W-2、1042-S等の書類は職場から自宅に郵送されてくるはずなので、その書類を大切に保管しておきましょう。

 

上記情報を須く入力して、印刷します。サインが必要な箇所・郵送先・書類の順番等がプリントした用紙の1枚目に印刷されるので、指示にしたがって記載します。あとは、郵便局でもFedeXでもどこでも良いので、封筒に入れて、Trackして郵送するだけです。

 

私は、市民税に関しては、上記のツール以外に99ドル支払って、別途書類作成ツールを購入して使用しました。ただ、半年たった今も市民税は返還されていません。COVIDー19の影響で連邦税も普通1-2ヶ月で振り込まれることろが倍以上かかっているので、もう少し待ってみようと思います。

 

自分で書類を作成するメリットとしては、ほぼ無料でTax returnが可能な点です。ただし、Taxが返ってこない場合などには、直接電話をしなくてはならず、電話対応に慣れていない場合には苦労することが予想されます。そのような手間を省くには、米国の税理士に書類作成から郵送、その後の対応まで依頼するのが良いと思います。料金はFederalが400-500ドル、市民税が100-200ドルなので、全部で500ドル以上はかかるようです。ただ、電話対応等含めて全てやっていただけること、返金される額を考えると500ドル払っても安いかもしれません。