じんたんのブログ

シカゴでの研究留学生活、その関連情報を記載していきます。

「Advocate」

 先日、心房細動と抗凝固薬に関する論文をCardiology fellow Xが書いているんだが、コメントをくれないかととある循環器内科医から相談があり、論文を見てみると、なぜかMethodsが中途半端、ResultsはBasic characteristicsのみに言及、Discussionもよくわからない状況のManuscriptが送られてきた。

 ManuscriptがきっとUpdatedされていない、古いファイルを送ってきたのだろうと思い、古いファイルが送られているようなので最新のものを送ってくださいと催促。すると意外な返答が、、、

 「Cardiology fellowが統計解析できないから、データ渡すし解析してくれない!?」

 興味ある分野でもあったので、めちゃくちゃ大変ではあったけど、Study design、Data cleaning、解析、Table/Figureの作成、Methodsの記載を文句も言わずに行なった。当然、かなりのContributionなので、Co-firstかSecond authorにはなるだろうっと思っていたが、数週間後に送られてきたDraftではなんとAuthorshipはThird。

 流石に頭に来たので、自分のMentorにどの程度貢献したのか等を延々説明し、Authorshipを変えてほしい旨を伝えたところ、下記のような返答が。

 

I understand your sentiments here and am glad you reached out. I did speak to X about this. These are difficult conversations that are best had prior to starting the research so that all expectations are made clear. Since I am joining the project very late it is impossible for me to assess everyone’s contributions. I know that the first two authors have also worked hard on this and being 3rd author is still quite good if that’s how it turns out. In the future I expect that you will advocate for yourself early on.

 

ここで使用されている「Advocate」は論争等において自分の意見を主張するという意味の動詞で、今回はAuthorshipはより早い段階で主張しなさいと言っています。

Mentorは助けてくれませんでしたが、結局Mentorから私のクレームメールを転送されたCorresponding authorが、直接部屋を訪れてくれ、Authorshipについて話し合うことになりました。自分の貢献度を主張したところ、認めてくれ、Co-firstにはしてもらえませんでしたが、Second authorに格上げしてもらうことになりました。その会話の中でも、advocateが何度か使われました。

自分の意見を言う、主張する時はAdvocateを今後使用しようと思いました。