じんたんのブログ

シカゴでの研究留学生活、その関連情報を記載していきます。

アパート契約更新

 来年もシカゴに残ることにしたので、アパートの契約更新が必要となりました。

 アパートの契約更新は大体、契約終了日の3~2.5ヶ月前ぐらいに、通知がやってきます。

 アパート、管理会社にもよりますが、賃料は同じ部屋に住み続けると上昇します。2019年に住んでいたアパートの場合、家賃が2100ドル/月だったのですが、月100ドルの値上げで2200ドル/月になると書いてあったので、引越しを決意しました。これは決してまれなことではなく、家賃上昇を嫌って引っ越す人は多いです。ただ、アパートによっては家賃の値上げをしないところもあったり、Condoといって、アパートの一室を個人のオーナーが買って、それを貸している場合などには上昇がないこともあると聞きます。

 

 今年はどうだったかというと、2.5ヶ月前に契約更新の通知書がドアに挟まっており、そこには家賃上昇はなく、現在の家賃のままで来年も契約していただけますと記載されていました。

ただ、Brokerに知り合いもいたため、事前に現在のシカゴのアパート家賃情報を収集していたのですが、ダウンタウンはCOVID-19、暴動の影響で軒並み家賃が下がっているとのことでした。実際、ネットで調べてみると、同じアパートの同タイプの部屋がBaseの家賃が100ドル下がっており、他の同じQualityのアパートの場合、家賃は300-400ドル下がっていました。しかも、新規契約者の場合には2ヶ月家賃無料といううたい文句で住居者を集めているところも結構ありました。したがって、アパート側が提示した条件が、現状を反映していないように思えたため、早速メールで交渉をはじめました。

 

 まずは、現在の部屋に関する苦情を伝えました。実際、雨漏りが4-5回あって、修理してもまた続くという具合だったので、それを繰り返し伝えました。また、窓の外に鳩が巣を作っており、ホコリがまうから部屋の窓を開けられない等のことです。その次に、ホームページによるとベースの家賃が100ドル下がっていて、最大2ヶ月無料という条件がついているのに、家賃上昇だけでは対応が悪いのではないかと伝えました。

 その結果、家賃2ヶ月無料は2LDK以上の新規入居者につけている割引なので、契約更新には適応できないという話になりました。ただ、雨漏りの件もあり、多大に迷惑を欠けたため1ヶ月家賃を無料にしてくれることになりました。契約更新で家賃を1ヶ月無料にしてくれることはあまりないようなので、少し得した気持ちになりましたが、ただ、他のアパートに引っ越せば、月300-400ドル浮くのでどうしようかと悩んでいました。

 最終的に、近くに良い物件をいくつか見つけることができたため、引っ越すことに決めて、再度その旨を担当者に連絡したところ、下記のようなメールが返ってきました。

 

私: I decided to move to the other apartment. One-month concession is not enough since overall leasing price has dramatically decreased recently in Chicago downtown.

 

担当者:I am sorry to hear you will be leaving here.  I would be more than happy to see if there's any further flexibility with your renewal.  I understand the 1 month was not enough for you.  What would be more comfortable for you?

 

私:If you can offer two-month concession at my current rate, I am happy to reconsider staying here for an additional year.

 

担当者:After going back and looking at your renewal with my manager, I was able to push for more flexibility.  We are offering two months concessions on 2 bedroom apartments for new applicants.  With at least a 12 month term, we are willing to extend that offer to you for your current unit.  Therefore, we will give you a 2 month concession at your current base rent. 

 

*ここで使用されている、concessionは「譲歩・容認」という意味ですが、本文中では家賃免除という意味で使われています。

 

恐らく、担当者としては、1ヶ月も家賃免除するんだから残ってくれると思ったのでしょうが、ここには記載していませんが、ネットで調べた家賃の相場などから、現在の家賃がシカゴの相場からかなり乖離していることを証拠として提示して、交渉を進めました。その結果、最終的には2ヶ月無料をつけてもらうことに成功しました。

 

とりあえず言えることは、なんでもまず言ってみることです。日本では言わないことが美徳とされていますが、アメリカは言ったもの勝ちな部分があります(全部が全部ではありませんが)。レンタカーのキャンセルも期限を過ぎてキャンセルしたので、本来はお金は返ってこない筈でしたが、言ってみると返してくれたり、インターネット契約が思いのほか引き落としがくが高くて電話して、こんなに高くなるということを事前に聞いていなかった旨をはなし続けたら全額返してくれたこともあります。時間はかかりますが、お金は大切なので、納得できなければ我慢せずに言う。これだと思います!!