Endorphin Speed 3 100kmレビュー
サッカニーのエンドルフィンスピード3を購入後、114.8kmを走ったので、100km走行後のシューズレビューをしたいと思います。主に、早めの距離走で使用しているので、使用頻度があまり多くなく、100km走るのに1ヶ月弱かかってしまいました。
100km走行した中で、インターバル (1km 3:45min/km x 5本、Rest 2分)、クルーズインターバル (4:00min/kmで1km + 5:10-5:15min/kmで1kmを1セットとして計8セット)、距離走(平均ペース4:20min/kmで32km走)、早めのジョグ(4:40-4:30min/km)などに使用してみましたが、率直な感想は「気持ちよく、安心して走れるシューズ」になったなということです。
前作のスピード2も非常に好きで、テンポ走・ペース走・インターバル等で頻回に使用し、トライアスロンでも使用してきました。ただ、個人的に気になっていたのは、やはり安定感が少しないなと思っていて、長距離を走ると特に右の足首が少し痛くなったりすることがありました。あと、ミッドソールの反発力というよりかは、スピードロールテクノロージーの前に転がる感じが強く、足の回転が早くなるような感じのシューズだったと思います。
しかし、今作ではいろいろなところがアップデートされていて、履き心地も大きく変わりました。
一番変わったなと思うところは、安定感が増したことだと思います。前作よりもかなり安定感が増したと個人的には感じていて、そのため長距離を走っても全然足首が痛くなったりせず、安心して走れています。
次に変化として感じたのは、ミッドソールの反発力です。前作は先ほど書いたように、スピードロールテクノロジーの方がメインな感じがしていて、ミッドソールの反発はもちろんすごいのですが、少し霞んでいた感じがします。しかし、今作では、スピードロールテクノロジーよりも、むしろミッドソールの反発感が強くなった感じで、他のシューズに例えるなら、New Balanceのレーシングシューズ、FuelCell RC Elite V2に似た反発感がもらえます。前作よりも少し沈み込むような感じが強くなった感じがしますが、安定感は増しているので、足がポンポン跳ねていくという感じが非常に気に入っています。
前回のレビューでもお話ししましたが、アッパーがかなり伸縮性に富んだ柔らかい素材に変わったので、足幅の広い方や甲高の人も余裕を持って履くことができるのも私としては嬉しいです。前作のように、走った後に親指の外側が少し擦れて痛くなったりということも長距離を走ってもありません。
唯一の気づいたデメリットとしては、やはり前作よりもアウトソールが薄くなった分、耐久性は落ちたと思います。私は、基本的に右足は中速部接地なのですが、左足がやや踵接地になっています。その影響か、左足の踵外側の溝だけ既に浅くなってきているのが見た目に分かります。これは前作では300-400km走らないと気づかなかった点です。ただ、雨の日やトレイルを走ったりもしていますが、グリップ力が大きく落ちたとかそいういうことはありません。あくまで、前作よりもアウトソールが薄くなったことで、耐久性が落ちているというだけです。
今後、距離を伸ばしていった際に、グリップ力がどうなるか、アウトソールがどうなるかに関しては、注意が必要だと思うので、またこまめに情報をUpしていこうと思います。